冬の某日
子供が生まれて以来、1人での夜間外出を極力控えて来たけど、
晴れて某日、相方に子供を預けて完全フリーで外出することに。
向かった先は「目隠ししてご飯を頂く」という奇想天外なイベント。
声しか分からない初対面の同席者と、
「アーデモナイ、コーデモナイ」と推測しながら
同じ盛りつけ(のハズ)のプレートを頂く。
料理が分からず、
隣りに座っている人が分からず、
自分がこぼしているのか、垂らしているのか分からず、
フォークで刺した長細い野菜を鼻に入れてしまいそうになりながら、
結局最後は手を使い、食材の大きさ・質・形を確かめる始末。
コースのテーマは宇宙旅行。
目隠しした「旅行客」は、
宇宙船クラヤミ13号に搭乗し月への旅へ出発する。
途中「ふるさと」の地球を振り返り郷愁に浸ったり、
隕石が降ってきたり・・・といったストーリーに沿って
工夫を凝らしたメニューが運ばれてきた。
質の良い食材を使ってとても丁寧に作ってある(と思う)お料理を頂いているのに
目視できない困った状況で、舌と鼻のセンサーが高感度設定に切り替わる。
この劇的な体験、拙い文章で説明するのがもどかしく、
詳しくは
クラヤミ食堂でどうぞ。
是非一度おためしあれ。
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人間の味覚に影響を及ぼす 5感 のなかで 視覚は80パーセント以上を占めるといいます。
その視覚を遮断すると 視覚に惑わされない食材そのもの本質の味に迫れる のか 視覚効果が剥奪され味覚が減少するのか 興味深いです。