2011年1月7日金曜日

家族写真を撮影することになったワケ


21世紀になった頃、相方はカメラマンとして完全に独立。
時代はちょうどフィルムカメラからデジタルカメラへの過渡期。

それまでなが〜い時間を過ごした「暗室」は不要になりました。

時の流れはスピードを増し、
デジタルカメラは毎年のようにバージョンアップ。
それに合わせてパソコンも性能の良いものが必要になりました。

幸運にも生活に困らない程度に撮影のお仕事を頂けたのですが、
頂いたギャランティーはデジカメとパソコンの買い換え資金に変わり自転車操業。
時間を見つけてはネットや本で技術のお勉強・・・といった日々でした。

一方では以前から興味があった
お料理・アウトドア・ブライダルなど
広い分野での撮影のお仕事を頂いて試行錯誤を繰り返す、
カメラマンとしての幅を広げる大切な30代となりました。

そして、いつの間にか家族増えていました。
悠長にカメラを片手に海外を放浪してポートレートを撮って歩く事が出来ません。


でも・・・

子供は日々成長していきます。
子供は見ていて飽きません。
子供には直ぐお友達が出来ます。
子供と一緒だとご近所の方との交流が増えます。

子供、子供のお友達家族、ご近所さん・・・
「海外に行かなくても、いい被写体を見つけちゃった!」という訳です。

やはり独立して間もない10年ほど前
「外国ではなく、日本の今を写真作品にしたほうがいい!」
としきりに勧めてくれた方がいました。

おじいさん、おばあさん、夫婦、家族、子供、若者など
今の日本を写真に納めるのはとても有意義な事だとは内心分かっていました。

そして機会に恵まれて家族写真を撮り始めると
被写体の方と喜びを共有できる楽しい撮影の連続でした。

ちょうど同じ頃、
パソコンの画像処理の技術が発達して
フィルムとデジタルの違いが無くなってきた感じを持てたようです。


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